今回はマイニングをするに至って注意が必要なことをまとめましたので是非ご覧ください。
当たり前のことしか書いていませんがマイニング上級者の方も一度見直すという意味でご覧いただければ幸いです。
マイニングリグの確認
皆さんがお使いのマイニングリグ(PC)で以下の点はないでしょうか?
- ライザーカード付属のコードを使用している。
- PCIeケーブルが足りないのでスプリッターケーブルで分配している。
- 動かしっぱなしで掃除をしていない。
- 可燃物を近くに置いている。
各項目の説明や対策方法を紹介します。
ライザーカード付属のコードを使用している。
ライザーカードを購入したときに大体ついてくるSATA→6PINに変換するケーブル(画像左下)を使用していませんか?
ライザーカードには本来マザーボードが電源供給する電力をこのケーブルによって給電します。
GTX1070(225W)などは補助電源から150W(8ピン)+PCIe(ライザーカード)から75Wを給電します。
なのでライザーカードには75Wを給電する必要があります。
ライザーカードには6PINコネクタ(許容電力75W)がついているのでここから給電すればいいわけです。
しかし電源ケーブルの変換ケーブルをよく見てください、SATA→6PINです。
SATAの許容電力は54Wです。
許容電力54WのSATAコネクタに75Wの電力を流したらどうなるでしょう?
発熱し燃えます。
なので絶対に使用しないようにしましょう。
対策
対策は一番良いのはATX電源から直接6PINを給電するという方法です。
しかしこの方法だとPCIe用の電源ケーブルが枯渇します。
その場合はペリフェラル×2→6PINもしくはSATA×2→6PINの変換ケーブルを購入しましょう。
ペリフェラル(許容電力54W)×2=許容電力108W
SATA(許容電力60W)×2=許容電力120W
どちらも6PINのライザーカードの最大消費電力に耐えれます。
PCIeケーブルが足りないのでスプリッターケーブルで分配している。
補助電源が足りないからとスプリッターケーブル(分配ケーブル)を使用して無理やり増やしていませんか?
ATX電源の容量が足りていても先ほどのライザーカードと同じでコネクタには最大許容電力があります。
負荷のかかったコネクタが発熱し、発火する恐れがあります。
対策
対策は電源を増やすというのが良いと思います。
以下の電源連動ケーブルを使用すれば1台のPCで複数の電源を使用することができます。
コネクタの多い電源を使用する
PCIe電源ケーブルの多い電源を使用するという方法もあります。
動かしっぱなしで掃除をしていない。
マイニングリグは裸で運用する場合が多いいです、その為普通のPCに比べ埃がたまりやすいです。
この埃が原因で出火する場合があります。
対策
定期的に掃除を行うことが一番効果的です。
エアダスターなどで埃を掃除しましょう。(可燃性のエアダスターは電源をONのまま使用しないこと)
また電源ユニットをメッシュカバーなどで覆うことで電源内部への埃の侵入を防ぐことができます。
可燃物を近くに置いている。
こちらはマイニングリグに直接関係ていませんがもし火が上がったとしても付近に可燃物がなければ小火で終わる可能性があります。
マイニングリグもストーブと同じで火元だと思って扱うことをお勧めします。
対策
マイニングリグの付近に可燃物を置かないようにしましょう。
万が一火災が発生したとしてもすぐ対応できるようにしておくのも大切だと思います。
車用の二酸化炭素消火器を一つ持っておくとよいかもしれません。というかこれで消せないなら早めに避難。
まとめ
今回はマイニングリグ編でした。
今回までは火事などの物理的に注意が必要なことでしたが次回はソフトウェア編になります。